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　　太平洋にあって大西洋にないものの一つに、日付変更線がある。南洋の島國サモアが先日、自國の標準時を変更線の東から西側の時間帯に移した。地図では、サモアの西を通っていた変更線が東に引き直される。

　　有一樣太平洋有而大西洋沒有的東西，這就是日期變更線。日前，位于南(太平)洋的島國薩摩亞(American Samoa) 將本國的標準時間從變更線的東側時間帶移至了西側，在地圖上，貫通薩摩亞西部的變更線被重新劃到了東部。

　　近くの豪州やニュージーランドと丸一日近い時差があり、ビジネスに不便だったそうだ。観光の売り物「日付が最も遅く変わる國」が「早く変わる國」に。昨年12月29日の翌日を31日にしたというから、この國には2011年の12月30日がなかったことになる。

　　據說，由于同位于其附近的澳大利亞州以及新西蘭產生了整整一天的時差，因此給商務往來造成了諸多不便。作為觀光旅游亮點的“日期最遲變更的國家”一下子成了“最早變更的國家”。聽說去年12月29日的翌日便是31日，因此這個國家不存在2011年12月30日這一天。

　　世に「消せる日」があるとは知らなかった。3月に消したい日が一つある古いカレンダーは、その仕事を終えた。真新しい暦を前に思うのは、1日どころか貴重な何年かが欠落したような、わが政治の歳月だ。

　　還真不知道世上能有“消失的日子”。有一天想要把它從3月份清除掉的舊掛歷已經完成了它的任務。面對著嶄新的日歷，所想到的豈止是1天，仿佛覺得貴重的多少年都已失去，這就是我們的政治歲月。

　　1年前の小欄で、永田町の冬景色を嘆いて書いた。「內からでも外からでもいい。『國起こし』の雷鳴がこれほど待たれる正月はない」と。雷はとどろくべき所をまるで間違え、政権は內向きの爭いに明け暮れる。

　　1年前敝欄目刊登了為永田町的寒冬景色而嘆息的文章，“無論從內部還是從外部來看，從來不曾有過對于‘振興國家’之雷鳴如此期待的正月”。然而，卻搞錯了雷聲應響起的地方，政治則完全沉浸于內部爭斗之中。

　　年頭に記者會見するリーダーは、ここ7年で7人目だ。民主黨のマニフェストは総崩れ、首相が消費増稅を決意すると、黨內で「選挙怖し」の反対署名や離黨の動きが続いた。情けない有り様である。

　　年初會見記者的領導人物這7年來換到了第7位，民主黨的宣言徹底崩潰，首相決心要提高消費稅；在黨內，“選舉太可怕”的反對簽名活動以及退黨的動向持續不斷，一派冷漠無情的態勢。

　　それでも、日本を諦めるわけにはいかない。太平洋にあって大西洋にないものの中で、私たちを乗せた列島に代わりはない。ならば國の將來を政治家に丸投げせず、とりわけ若い人は聲を上げよう。松の內に書くのも何だが、神頼みはいけない。

　　即便如此，也不能對日本徹底失望。在太平洋有而大西洋無的事物中，沒有什么能夠替換裝載著我們的列島的了。如此的話，就不要把國家的將來整個兒地托付給政治家，年輕人中有不少持有此呼聲。在松飾期內撰寫此文或許有所不妥，但是完全拜托上帝也是不可取的。